海外向け製品について
はじめに
当社では海外向けの製品の製造・販売も行っていますが、2.4GHz帯で日本を含む複数の国・地域で使用できる製品以外は日本語ページに掲載していません。逆に海外向けの製品については英語ページ(https://www.cdt21.com/)のみ掲載しており日本のみで使用できる製品の掲載はしていません。
最近海外向け製品についての問い合わせが増えている背景も踏まえ、簡単にではありますがこのページにて紹介をしたいと思います。
当社海外向け製品の地域
当社の無線モジュールはCEマーク(EU/欧州)、FCC(US/アメリカ)、ISED/IC(カナダ)に対応しています。
上記国・地域以外にも、東南アジアなど多くの国でアメリカのFCCやEUのCEマークに準じた無線機器を受け入れている国も多くあります。その場合、国・地域ごとに現地の認証等が必要になります。
タイプ別
日本・海外共通モデル
これらのモデルは日本で購入した物を該当地域でも使うことができます。ただしアンテナなどは一部条件が異なる為注意が必要です。
接点通信(2.4GHz帯)
技適マーク(日本)・CEマーク(EU)・FCC(US)・ISED(Canada) あり
技適マーク(日本)・FCC(US)あり
シリアルデータ通信(2.4GHz帯)
技適マーク(日本)・CEマーク(EU)・FCC(US)・ISED(Canada)あり
周波数違いのモデル
日本仕様の製品の周波数違いのモデルです。インターフェースは同じため、無線モジュールの載せ替えでほぼ問題なくお使いいただけます。
接点通信(434MHz帯)
CEマーク(EU)あり
※ 国内仕様の426MHz帯との違いは主に送信時間制限が無い点と送信電力が10mWという点です。
シリアルデータ通信(434MHz帯)
CEマーク(EU)あり
※ 国内使用の429MHz帯との違いは主にキャリアセンスが無い点と周波数CHが異なる点です。
海外のみ販売のモデル
海外向けのみ販売している製品としては透過型(Transparent)の無線モジュールがあります。一般的にはRawデータなどとも呼ばれていますが、0、1信号をそのまま変調・復調する無線モジュールになります。送受信のデータ処理などを行う必要がありますが、お客様が持っている独自のプロトコルを通信できるなどのメリットもあります。欧州を中心に主にテレコントロールなどの用途で幅広く採用されています。
透過型送信機・受信機(434MHz)
CEマーク(EU)あり
透過型送信機・受信機(434 / 869 MHz)
CEマーク(EU)あり
透過型送・受信機(419 / 429 / 434 / 447 / 458 / 869 / 1216 / 1252 MHz)
434 MHz、869 MHzはCEマーク(EU)あり
419 MHz(中国)、429 MHz / 1216 MHz / 1252 MHz(日本)、447 MHz(韓国)、458 MHz (英国)
透過型送・受信機(429 / 434 / 447 / 458 MHz)
434 MHzはCEマーク(EU)あり
429 MHz(日本)、447 MHz(韓国)、458MHz(英国)
透過型送・受信機(458〜462.5 MHz / FCC Part 90)
FCC Part 90(アメリカ)、ISED RSS-119(カナダ) あり
主な注意点
ヨーロッパ(EU)
EUでは一部無線については当社のCEマークを根拠に試験等の省略が可能ですが、最終製品としてCEマークを付ける必要があります。
アメリカ / カナダ
アメリカではFCC、カナダではISED(IC)が有効です。またFCC Part90、ISED RSS-119についてはライセンスバンドになりますので別途現地でライセンスが必要です。
上記以外
東南アジアなど多くの国・地域でCEマークまたはFCCを元に現地の認証を取得することができますが、CEマーク、FCCだけでは現地で使用することはできません。現地での認証等の取得が必要です。