
概要
西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社様では、高速道路上の規制標識の切り替え作業において、作業者の安全確保が喫緊の課題となっていました。弊社の無線ソリューション導入により、以下の成果を実現されています。
・作業安全性の劇的な向上:車両が往来する車道付近での手動作業を撤廃。
・重大事故リスクの回避:走行車両との接触や追突事故の危険性を物理的に排除。
・運用コストの最適化:リモコンによる一括・単独操作で、標識反転にかかる人員と時間を大幅に削減。
機器設置状況
導入前の課題
1. 走行車両との近接による人身事故リスク
・高速道路上の規制標識を人力で反転させる必要があり、作業者が車両の進行方向内で作業を余儀なくされていました。
・走行車両との距離が極めて近く、常に追突などの重大事故と隣り合わせの危険な環境でした。
2. 物理的な作業負荷と人員確保
・標識一枚ごとに手動操作を行うため、規制区間が長いほど多くの作業員と時間を要していました。
・天候や時間帯を問わず発生する現場作業は、スタッフの身体的・精神的負担となっていました。
選定理由
本プロジェクトでは、過酷な屋外環境下でも確実に動作する「信頼性」と、現場の運用に即した「柔軟な制御機能」が評価されました。
・遠隔無線操作による安全性:安全な場所から確実に標識を操作できるため、作業者を危険地帯から解放できる点。
・柔軟な制御システム:単独制御と一括制御の両方に対応しており、現地の設置条件や運用ルールに合わせて最適な構成を組める点。
・産業用無線としての実績:ノイズや障害物に強く、公共インフラの現場でも安定した通信が可能な製品性能。
E-標識ローテーター(単独制御)の推奨箇所と活用効果
推奨箇所
・道路構造・線形・交通量により人力作業が困難な標識
・橋梁部などの路肩が狭く、車両停止が困難な標識
活用効果
・作業の安全性が大幅に向上します。
・人力で反転させていた作業を、リモコン操作により自動反転 させることで、交通規制員の労力削減及び作業時間の短縮が可能で、交通規制作業の業務効率化を計れます。
E-標識ローテーター(単独制御)の推奨箇所

E-標識ローテーター(一括制御)の推奨箇所と活用効果
推奨箇所
・重交通量区間で、人力による標識反転が困難な路線・区間
・特に交通規制作業の時間短縮が求められている路線・区間
活用効果
・規制の手前から約10箇所ある予告標識の回転操作を一括制御で連動させることで、安全性が飛躍的に向上します。
・開始時は1回のリモコン操作で全予告標識を約1分で反転でき、解除時はUターン作業が不要になり、規制作業時間の大幅な短縮が可能です。
・「標識に従って車線変更したが作業していなかった」という事例をなくし、お客様サービスの工場に貢献します。
E-標識ローテーター(一括制御)の推奨箇所
・重交通量区間で、人力による標識反転が困難な路線・区間
・特に交通規制作業の時間短縮が求められている路線・区間

【関連製品】
| RT-3B | RR-1A | SLR-429M |
導入後の効果
導入後、現場の安全管理体制は劇的な変化を遂げました。
・「ゼロ災害」への貢献 人力で標識に接近・接触する工程を完全に排除したことで、物理的な接触事故リスクを低減。作業者の心理的な安心感にもつながっています。
・交通規制業務のDX化 専用リモコンによる遠隔操作により、複数の標識を瞬時に切り替えることが可能に。交通規制員の労力削減と、規制開始・解除までの大幅な時間短縮を実現しました。
今後の展望
西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社様は、今回の成功事例をモデルケースとし、さらなる道路維持管理業務の自動化・省人化を検討されています。将来的には、より広範囲での一括制御や、センサーとの連携によるスマートな交通規制システムの構築を目指し、高速道路の「安全・安心」をテクノロジーで支えていく方針です。
まとめ
今回の事例では、高速道路上の「標識反転作業」という、人命に関わる極めて危険な業務を、弊社の無線遠隔操作機器(RT-3B、RR-1A、SLR-429M)によって安全な定置作業へとアップデートしました。
「作業者を危険な場所に立たせない」という安全思想を、確かな無線技術で具現化した本事例は、インフラメンテナンス業界における安全対策のスタンダードとなる取り組みです。同様の課題をお持ちの企業様に対し、弊社は今後も現場のニーズに応じた柔軟なシステム提案を続けてまいります。
お客様プロフィール
| 会社名 | 西日本高速道路エンジニアリング中国株式会社 |
|---|---|
| 事業内容 | 高速道路の点検・診断、補修計画、設計、工事及び設備保守等 |
| URL | https://www.w-e-chugoku.co.jp/ |
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