用途事例
山間地の水管理を遠隔化。携帯圏外でも届く無線通信による水田バルブ・ポンプの遠隔制御ソリューション

課題と解決
1. 携帯電話の電波が届かない山間地での見回り負担
課題:圃場が携帯電話の通信圏外(デッドゾーン)にあり、水位の確認やバルブ操作のために、毎日何度も険しい道のりを行き来しなければならない。
解決策:携帯網に依存しない独自無線(429MHz帯)を活用することで、通信インフラのない場所でも離れた場所からの制御・監視が可能になります。
2. 手作業によるバルブ開閉とポンプ操作のタイムラグ
課題:天候急変時や夜間の増水対応において、現地に到着するまでのタイムラグが発生し、適切な水管理が遅れてしまう。
解決策:自宅や管理拠点からスイッチ一つで即座に遠隔操作ができるため、異常時にも迅速に対応し、作物の品質低下や災害リスクを防止します。
3. 高齢化に伴う過酷な現場作業の安全性確保
課題:傾斜の激しい山間地や足場の悪い水路付近での作業は、高齢の生産者にとって転倒や滑落などの事故リスクが高い。
解決策:現場へ行く回数を最小限に抑えることで、肉体的負担を大幅に軽減し、農業従事者の安全な作業環境を実現します。
ソリューション
1. 高信頼性の無線通信ユニットによる確実な遠隔操作
障害物に強い429MHz帯の無線を採用。見通しの悪い山間地でも安定した通信を実現し、確実な接点伝送(ON/OFF操作)を可能にします。
2. 端子台接続による現場設置の手軽さ
複雑な設定やプログラミングは不要。センサーやスイッチの配線を端子台につなぐだけで、すぐにテレコントロールシステムとして運用を開始できます。
3. 超長距離通信とクラウド連携の拡張性
さらに距離が必要な場合はLoRa®方式のユニットを選択可能。集約したデータはゲートウェイを通じてクラウドへアップロードし、スマートフォンからの監視も実現します。
【関連製品】
期待される効果
労働工数の大幅削減:現地への移動時間が不要になり、浮いた時間を他の農作業や経営改善に充てることができます。
作業安全性の向上:夜間や荒天時の見回り回数を減らすことで、現場での事故リスクを物理的に排除します。
精密な水管理による品質向上:適切なタイミングでの給排水が可能になり、米の食味向上や収穫量の安定に寄与します。
選ばれる理由
当社の無線ソリューションは、「通信コストゼロ」と「エリア不問の設置性」で選ばれています。
月額の通信費用がかかる携帯網とは異なり、一度設置すれば自社専用の通信網として無料で運用可能です。
また、長年培った高周波技術により、ノイズに強く、過酷な屋外環境でも途切れない「止まらないシステム」を構築できる点が最大の強みです。
FAQ
Q1:本当に携帯の電波が全く入らない場所でも使えますか?
A1:本製品は特定の通信キャリアのインフラを通さず、親機と子機が直接無線で通信する仕組み(自営無線)のため、山奥や谷間など携帯圏外の場所でも問題なく動作します。
Q2:設置にあたって無線従事者などの資格や免許は必要ですか?
A2:いいえ、必要ありません。本製品は「特定小電力無線」の基準に適合しているため、免許不要で購入したその日からどなたでもお使いいただけます。
Q3:どのくらいの距離まで通信が可能ですか?
A3:周囲の環境によりますが、標準的なユニットで数百メートルから1km程度、超長距離対応のSLRシリーズ(LoRa®方式)を使用すれば、見通し数km以上の通信も可能です。中継機を設置して距離を延ばすこともできます。
Q4:屋外に設置する場合、防水対策はどうすればよいですか?
A4:製品自体は基板ユニットですので、市販の防水ボックス(プラスチック製やFRP製)に収納して設置してください。金属製のボックスは電波を遮断するため、アンテナを外に出すなどの工夫が必要です。
お問い合わせ
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