導入事例

斜面監視のDXを実現。特定小電力無線モデム「MU-4-429」でリアルタイムな多点観測と防 災体制強化を両立した中央開発株式会社の導入事例

斜面監視のDXを実現。特定小電力無線モデム「MU-4-429」でリアルタイムな多点観測と防 災体制強化を両立した中央開発株式会社の導入事例

概要

中央開発株式会社様は、地質・地盤のプロフェッショナルとして、斜面災害のリスク低減に向けた継続的な変動把握に取り組まれています。従来の計測手法におけるコストや設置の制約を克服するため、弊社の無線モデムを採用されました。

  • 導入前の課題: 斜面変動の継続的な遠隔監視体制の構築と、設置コスト・手間の削減。
  • 選定の理由: 429MHz帯による長距離通信性能、中継機能による拡張性、および屋外設置に適した小型・省電力設計。
  • 導入後の効果: リアルタイムな多点観測の実現により、斜面災害に対する予兆把握と防災体制の劇的な強化を達成。

導入前の課題

1. 斜面変動の継続的かつリアルタイムな把握

● 自然斜面や人工斜面の緩み・すべりによる微細な変動を、現地に赴くことなく遠隔地から継続的にモニタリングする仕組みが必要でした。

2. 確実なデータ伝送路の確保

● 障害物の多い斜面地盤において、計測データを確実かつ迅速に伝送できる通信インフラの構築が急務となっていました。

3. 設置コストと運用の制約

● 従来の計測機器は大型で高コストなものが多く、設置作業の負担や、広範囲をカバーするための多点観測を行う上で大きな制約となっていました。

4. 迅速な災害リスク評価体制の構築

● 災害発生のリスクをタイムリーに評価し、関係各所へ情報を届けるための「情報の鮮度」をいかに高めるかが課題でした。

選定理由

中央開発株式会社様には、過酷な屋外環境下でも安定した通信を実現できる弊社の無線技術を高く評価いただきました。

● 圧倒的な通信距離: 429MHz帯 特定小電力無線(MU-4-429)を採用することで、見通し1km以上の長距離通信を安定して行える点。

● 柔軟なエリア拡張性: 最大10局の中継機能を備えており、電波の届きにくい山間部やさらに広範囲な現場へも通信網を拡張できる点。

● 現場に最適化されたハードウェア: 小型・軽量かつ省電力設計であるため、電源確保が難しい屋外や、機材の搬入が困難な斜面地への設置に最適であった点。

【関連製品】

MU-4-429

MU-4-429

導入後の効果

「MU-4-429」の導入により、斜面監視業務の精度と効率が大幅に向上しました。

● 高精度な変動モニタリング: 斜面の変動状況や移動スピードを定期的に、かつ自動で把握できる体制が整いました。

● リアルタイム性の向上: 無線伝送によるデータ収集の自動化で、現場の「今」を即座に可視化することが可能になりました。

● 設置コストの最適化: 機器の小型軽量化により、現場での設置作業が簡素化され、より多くのポイントでの観測(多点観測)が容易になりました。

● 防災体制の抜本的な強化: 多点観測データに基づいた精度の高い危険度評価が可能となり、斜面災害に対する迅速な情報提供と住民の安全確保に貢献しています。

今後の展望

中央開発株式会社様は、今回の成功モデルをベースにさらなる監視網の充実を目指されています。

● 観測網の多点化・広域化: より緻密なデータ収集のため、観測ポイントの増設を進める予定です。

● 難所への展開: 中継機能をフル活用し、さらに複雑な地形の山間部や広域斜面への監視ソリューション展開を検討されています。

● プラットフォーム連携: 収集したデータを既存の防災システムや監視クラウドプラットフォームと高度に連携させ、より付加価値の高い防災情報の提供を目指されます。

お客様プロフィール

会社名中央開発株式会社
事業内容地質調査や土木設計を行う総合建設コンサルタント会社です。
URLhttps://www.ckcnet.co.jp/technology/observation/kantarou/

まとめ

本事例では、中央開発株式会社様が抱えていた「斜面監視におけるデータ伝送の確実性」と「設置・運用の効率化」という課題に対し、弊社の無線モデム「MU-4-429」が解決の鍵となりました。
長距離通信と中継機能を備えた小型無線ユニットの導入により、従来困難だった広範囲・多点のリアルタイム監視が実現。これにより、斜面災害のリスク評価精度が飛躍的に向上し、社会の安全を守る防災体制の強化に大きく寄与することができました。

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